おそ松さんから見る「卵が先か鶏が先か」理論

※童貞という言葉が390回くらい出てきます。そして今までで1番浅はかでマックス下らない。気を付けて

 

突然のカミングアウトですが、私はおそ松さんが好きだ。腐女子界で名を轟かせていることで有名なので敬遠しがちな人も多いかと思うけども、純粋にギャグ漫画としてのクオリティのクオリティが高い。普通にめちゃくちゃおもしろい。そもそもなぜ腐女子を始め女子人気が高いかと言うと、声優陣が豪華すぎることももちろん、あと何より「6つ子が可愛くて仕方なく見えてくる」のである。

本当に突然。気付いたら可愛かったのだ。初め4話目くらいまでは6人の見分けがつかなくてよく分からんなあみたいな感じで観るのだけれど、5話目くらいから見分けがつくようになって、各々の個性も分かり始めて、そうなると一気に可愛く思えるのだ。私はそうしてまんまと十四松くんの虜になったのである。CR虜なのである。ありが特大ホームランなのである。(分からない人はおそ松さん、見てちょ)

 

そもそもなぜこの兄弟が可愛く見えるのかという話である。個人的に私は、6つ子の「鈍くささ」に可愛さを見出している。見た目は皆可愛い顔をしているし(皆可愛いのは当たり前か、6つ子なのだから)、性格だってまあまあクズだけどある程度の常識や協調性、男気だってある。本当にある程度だけども。いかんせんニートなので将来性は無いが、遊びで付き合うくらいなら申し分ない相手なのだ。だけど、なんか鈍くさい。なんだか全身から「童貞臭」がするので、「ああモテないんだろうな」という感じがする。けど、だから、なんだかそこが可愛くて仕方がないのだ。付き合いたいとは思わないけど童貞は頂きたい、そんな気持ち。分かる?分かんないよね、私も何言ってんだか分かんないもん。仕事中に仕事してるふりして童貞の事考えてるのすごい背徳感~

そこで今回の疑問は、おそ松さんたちのような、決定的な理由は無いけどなんか決定的にモテない人たちは「モテないから童貞」なのか、「童貞だからモテない」のか、というオリジナリティしかない「卵が先か鶏が先か理論」のお話。

 

私の友達にもいる。別にかっこいいし超いいやつだし学歴等のスペックも申し分ないし話していても楽しいのになぜだか童貞だし、「ああなんとなく童貞って感じする」みたいな人。きっと高校まで男子校だったのか部活一筋だったのかで、あまり女性経験が無いまま大学に入学したのだろう。ここまでは何にもおかしくない。マジョリティ男子大学生である。ただその高校までで培った「純粋さ」を武器にするか仇とするかなのである。武器に出来た場合、純粋さは純粋なままその彼の強みに出来るが、仇としてしまった場合、どれだけこなれ感を演出したところでせっかくの純粋さが「鈍くささ」に変換されてしまうのだ。仇代表が6つ子の末弟トド松・通称トッティである。人一倍見た目にも気を使いコミュニケーション能力もあるが、そうやって「こなれ」を出してしまう事で、いざという時に「純粋だもんね~しょうがないよ~可愛い~」となるところを「は、鈍くさ、所詮童貞だな」となってしまうのである。トッティは(まあトッティに限らず6人全員だけど)バイトでも合コンでも上っ面ばかり気にして飾るから童貞臭いのだ。(けどそれがマックス可愛いからおばちゃんもう満点あげちゃう、という感じ)童貞は童貞らしく飾らず生きるのが一番モテるのだ。だからきっと6つ子で一番最初に童貞を卒業するのは、十四松みたいな子なのだ。十四松って言われてもピンとこないでしょう、おそ松さん見てちょ。ははは!トッティいらないぜ!

 

とどのつまり、モテないから童貞なのではないのだ。童貞を拗らせるからモテないのだ。ということで、この件に対する回答は、「童貞だからモテない」となる。童貞だからモテないという元も子もない極論。そして童貞だからモテない、から童貞、だからモテない…という童貞デフレスパイラル。世の童貞に幸あれ。

ただ私の上記の理論でいくと、高校から大学に上がる時の身のこなしが重要であるように思うのだが、そうなった場合、松野兄弟は高校までしか行っていないので、童貞を卒業するに於いて重要な過程をすっ飛ばしてニートになってしまったのである。そりゃあ拗らせもする。仕方ない。かわいい。尊い。

最終回を目前に、私はおそ松さんロスになって生きていくことが出来ないのではという不安にかられている。最終回最後の最後に十四松くんに「また会えマッスルマッスル!」とか言われたら涙しか出ない。言いそうなんだよな、つらいなあ

 

どうしよう、こんなに文を書く事でなにも生めなかったの辛すぎる。くっだらねえこと書いてごめんな、もっと頑張るよ。頑張りマッスルマッスル!ハッスルハッスル!